リボンのアイコンをファイルとして保存する(1)
Microsoft Officeのリボンで使われているアイコン群を,何らかの形式の画像ファイルに保存できないものかと考えて,色々試してみた話です.
先に結論から言うと,これらのアイコンをBMP/ICO形式のファイルとして各個保存することができました.
以下,その経緯を示します.
発端(1)
Office 2007以降,Microsoft Officeにはリボン・インターフェイスが採用されるようになりました.
詳しい方法は既に下記公式サイト等で述べられているため割愛しますが,Excel・Word・PowerPointなど基本的なアプリケーションにおいては,その各ワークブック・ドキュメント・プレゼンテーション内に,"customUI"フォルダを作成し,その中に"customUI.xml" and/or "customUI14.xml"というXMLファイルを作成・編集し,このリボンをカスタマイズすることが可能です.
- 2007 Office Fluent リボンをカスタマイズする (開発者向け) (パート 1/3) | Microsoft Docs)
- Office Fluent リボンの概要 | Microsoft Docs
このXMLファイル内で,リボンの各コントロールを示す適当なタグに,適当なimageMSO属性を割り当てると,そのコントロールにそのimageMSO属性の値が示すアイコンを割り当てることができます.
発端(2)
ところが,肝心の「どのimageMSO属性値がどのアイコンに対応するか?」というのが,実際のところ相当調べづらいのです.
一応,Microsoft公式からはこのようなツール?も提供されているのですが,
- Download 2007 Office System Add-In: Icons Gallery from Official Microsoft Download Center
- Download Office 2010 Add-In: Icons Gallery from Official Microsoft Download Center
‥使ってみればわかりますが,まぁ「使い物にならない」というのが率直な感想でしょう.
以下のように,参考となるサイトやツールももちろんあるのですが,これらを使えない,たとえば「ツールのインストールには許可が必要,そもそも不可」という職場もありますし‥というか,私の昼職もそれですね.
それに何より,手元に実際のアイコン画像ファイルを置いておきたいこともあるのではないかと思います.
- How To Use Cool Icons in Excel & PowerPoint
- BERT | ImageMSO List Reference
- imageMso検索・imageMso一覧
- Microsoft Office Icons (ImageMSO) Gallery & Extraction - CodePlex Archive
実際,その方が検索等も容易に行えますし,自分の思い通りに整理もできますしね.
つづく